【作業療法士が解説】TMTの評価・解釈方法|Part A・Bの違い、基準値・カットオフ

評価・検査|専門職向け
Trail Making Test(TMT)は脳卒中や高次脳機能障害の評価で広く使われる神経心理学的検査ですが、完遂時間だけを見て「注意障害」と判断してしまうと解釈を誤ることがあります。本記事では訪問リハビリで神経心理学的検査に関わってきた作業療法士の視点から、TMT-AとTMT-Bの違い、年齢別基準値やカットオフの考え方、エラー分析、ADL・IADLへの結びつけ方を解説します。TMTの正常値は何秒?TMT-Aだけ遅い場合は何を疑う?B-AやB/A比はどう使う?といった疑問にも触れていきます。
執筆 訪問型の自費リハビリ「Home Reha 福岡」を運営する作業療法士が、臨床経験をもとに解説しています。

TMT(Trail Making Test:線引き検査)とは?

TMTは、紙面上に配置された数字や文字を順番に線で結んでいく神経心理学的検査です。実施が簡便な一方で、注意機能や遂行機能の状態を把握する手がかりが多く得られます。

項目課題主にみる機能
TMT-A数字を順番に結ぶ視覚探索、選択性・持続性注意、処理速度、視覚運動速度
TMT-B数字と文字を交互に結ぶ注意の転換、分配性注意、ワーキングメモリ(作業記憶)、認知的柔軟性、遂行機能
OTポイント TMT-AとTMT-Bを両方評価することで、単純な処理速度の低下なのか、それとも課題の切り替えを含む遂行機能に問題があるのかを考える手がかりになります。数値だけでなく「何が原因で時間がかかったか」を推測する視点が、その後のリハビリ介入につながります。

TMT-Aで評価する内容

TMT-Aでは基本的に数字を順番に探索して線で結びます。一見単純な課題ですが、「見る→探す→選ぶ→手を動かす→次を探す」という処理を連続して行う必要があり、視覚探索、選択性注意、持続性注意、情報処理速度、視覚運動協応、上肢の運動速度などが関係します。

TMT-Aが遅い場合に考えること

「1→2→3までは進むが、次の数字を見つけるまで時間がかかる」という場合には、視覚探索や処理速度の低下が考えられます。ただし、TMT-Aの遅延だけで「注意障害」と判断することはできません。

注意点 上肢麻痺、失調、視力低下、半側空間無視(USN)、視野障害、加齢などによっても完遂時間は延長する可能性があります。運動・視覚機能の影響を除外せずに「注意障害」と決めつけないようにしましょう。

TMT-Bで評価する内容

TMT-Bでは、数字と文字など異なる系列を交互に切り替えながら線で結んでいきます。Part Aよりも認知的な負荷が高く、「次はどちらの系列なのか」を保持しながら課題ルールを切り替える能力が必要です。注意の転換、分配性注意、セットシフティング(課題の切り替え)、ワーキングメモリ、認知的柔軟性、遂行機能が特に関係します。

臨床のとらえ方 TMT-Bは単純な「注意力」の検査というより、注意機能と遂行機能を組み合わせた課題として捉えると理解しやすくなります。

TMT-AとTMT-Bの違い

TMTを解釈するときに最も重要なのが、AとBを比較することです。まずはTMT-AとTMT-Bで求められる機能の全体像を図で確認してみましょう。

TMT-AとTMT-Bで評価する認知機能の全体マップ
TMT-A・TMT-Bで評価する機能の全体マップ(イメージ)

上の図はイメージであり、AとBは厳密には完全な包含関係にあるわけではありません。概念的には、TMT-BはTMT-Aで求められる視覚探索や処理速度などに加えて、注意の切り替えや認知的柔軟性など、より高次な認知的コントロールを必要とする課題と捉えると理解しやすくなります。

A・Bの関係
  1. TMT-A:視覚探索+処理速度+運動の要素が中心
  2. TMT-B:Aの要素に加えて、切り替え・保持・認知的柔軟性が求められる

あくまで概念的な整理ですが、TMT-Bの成績にはTMT-Aで必要な能力に加えて高次の認知的コントロールが関わると考えると分かりやすくなります。そのため「Bが遅かった」という結果だけでなく、Aと比較してBがどの程度低下しているのかを見ることが重要です。

TMTの結果は「時間」だけで判断しない

TMTでは完遂時間が代表的な指標ですが、臨床では時間以外にも多くの情報が得られます。

観察された行動考えられる要因
探索に時間がかかる(視線が紙面上を行き来する)視覚探索・選択性注意の問題
途中で手が止まる(「次は何でしたっけ?」)ワーキングメモリ、持続性注意、処理速度
数字だけを続けてしまう(1→A→2→Bのところを1→A→2→3)セットシフティング、注意転換、ルール保持
間違いに気づかない(指摘されるまで修正できない)セルフモニタリング、遂行機能
何度もルールを確認する(「次は文字ですよね?」)ワーキングメモリ、課題ルール保持の弱さ

このように「何秒だったか」+「どのように課題を遂行したか」を見ることが重要です。

評価の流れとTMT結果を解釈する5つのポイント

TMT評価の流れ
  1. TMT-A・TMT-Bを実施する
  2. 完遂時間を記録する
  3. エラーや行動特徴(停止・確認・自己修正の有無など)を観察する
  4. 年齢別の標準値と比較する
  5. TMT-AとTMT-Bを比較する(差分・比率も参考にする)
  6. 他の認知機能検査の結果と統合する
  7. ADL・IADLの困りごとと照合する
  8. 医師・看護師・言語聴覚士など多職種へ結果を共有する

この流れを踏まえたうえで、結果を解釈する際の5つのポイントを個別に見ていきます。まずは5つのポイントの全体像を図で押さえておきましょう。

TMT結果を解釈する5つのポイント
TMT解釈の5つのポイント

上の図の5つの視点を、一つずつ詳しく見ていきます。

① 年齢を考慮する

TMTは年齢の影響を受けます。「○秒以上なら異常」という単一のカットオフだけで判断するのではなく、使用しているTMTの標準値や年齢別基準と比較する必要があります。特に高齢者では若年者より完遂時間が長くなるため注意が必要です。

② Part AとPart Bを比較する

AもBも遅い場合には、全般的な処理速度、視覚探索、運動速度などの影響を考えます。一方、Aは比較的良好なのにBだけ大きく遅い場合には、注意転換や認知的柔軟性、遂行機能への負荷によってパフォーマンスが低下している可能性があります。

③ B−A(差分)を見る

TMT-BからTMT-Aを引いた差分を参考にする方法があります。例えばA:50秒、B:150秒なら、B−A=100秒です。Part Aに含まれる視覚探索や運動速度などの影響をある程度考慮し、Bで追加される認知的負荷を考えるための補助指標になります。ただし、B−Aだけで遂行機能障害を診断するものではありません。

④ B/A比を見る

もう一つ参考になるのがTMT-B÷TMT-Aです。例えばA:50秒、B:150秒なら、B/A=3.0となります。単純な運動速度や処理速度の影響を考慮しながら、Part Bでどれだけ時間が増えたかを見る方法です。B−AやB/Aなどの派生指標も研究で使用されていますが、A・Bそれぞれの完遂時間と合わせて解釈することが重要です。ただし、B−AやB/AがTMT-A・Bそれぞれの完遂時間より常に優れた指標というわけではありません。あくまでA・Bの完遂時間やエラー内容と合わせて解釈する補助指標として用います。

⑤ エラーの内容を見る

同じ120秒でも、ゆっくりだがノーミスで完遂した120秒と、何度もルールを間違えながら完遂した120秒では意味が異なります。臨床では、誤反応数、自己修正できたか、指摘が必要だったか、どこで停止したか、探索方法、ルールを保持できていたかなどを記録しておくと、より詳しく認知機能を推測できます。

TMTの正常値は何秒?年齢別参考値とカットオフの考え方

TMTを実施すると「何秒以上なら異常なのか」という点が気になるところですが、TMTはすべての対象者に共通する単一のカットオフ値で正常・異常を判断する検査ではありません。特に完遂時間は年齢、教育歴、全般的な認知機能、運動機能、視覚機能、使用するTMTの版・実施方法などの影響を受けるため、基本的には使用している検査の年齢別標準値と比較して解釈することが重要です。

TMT-Jの年齢別所要時間

日本高次脳機能障害学会が作成したTrail Making Test日本版(TMT-J)は、20〜89歳を対象として標準化されています。厚生労働省の資料では、健常者の平均的な所要時間として以下の値が示されています。

年齢Part APart B
20代約29秒約42秒
30代約29秒約45秒
40代約31秒約49秒
50代約34秒約60秒
60代約35秒約62秒
70代約46秒約89秒
80代約51秒約104秒

※上記は正常・異常を分けるカットオフ値ではなく、年齢別の所要時間を把握するための参考値です。実際の判定では、使用するTMT-Jのマニュアル・標準値に基づいて解釈してください。

このデータを見ると、特にPart Bでは加齢に伴って所要時間が延長する傾向があることが分かります。「TMT-Bが100秒だった」という結果でも、30代と80代では意味が異なるため、「100秒を超えたから異常」といった一律の判断は適切ではありません。

高齢者ではさらに慎重に解釈する

日本の都市部に居住する地域在住高齢者を対象とした研究では、制限時間内に完遂した参加者のTMT-Aの中央値は46秒(平均52.7秒)、TMT-Bの中央値は126.5秒(平均137.4秒)でした。また、有効なTMT-Bデータが得られた1,917人のうち、制限時間300秒以内に完遂できた割合は82.6%でした。さらに、完遂時間には年齢だけでなく、教育歴やMMSE-Jの得点も関連していました。なお、この研究は主に70〜80歳前後の地域在住高齢者を対象としたデータであり、全年齢に適用できる基準値ではありません。この結果からも、高齢者のTMTを解釈する際には、若年者と同じ時間基準をそのまま当てはめるのではなく、年齢や教育歴、全般的な認知機能などの背景因子を考慮する必要があります。

「カットオフ」は目的によって変わる

TMTのカットオフ値を考えるうえでもう一つ重要なのが、「何を判別するためのカットオフなのか」という点です。参考として、健常者とMCI(軽度認知障害)の識別能を検討した一研究では、TMT-A 35.70秒、TMT-B 73.55秒がROC解析によるカットオフ値として算出されています。ただし、AUCはTMT-Aで0.513、TMT-Bで0.630であり、特にTMT-Bでは感度90.6%に対して特異度37.3%でした。そのため、これらの値を一般的な「正常・異常」の境界として用いることはできません。

注意点 研究で示されるカットオフ値は対象疾患、年齢、研究目的、アウトカムなどによって変化するため、「73.55秒以上だから認知機能障害」のように、研究上の一つの数値をそのまま臨床判断へ持ち込むことは避けましょう。

臨床では「基準値+行動」を見る

TMTの結果は、①年齢別標準値との比較、②TMT-AとBの差、③エラー・行動特徴、④ADL・IADL、⑤他の認知機能検査、を組み合わせて解釈することが重要です。例えば「70代・TMT-B 120秒」という結果だけを見て「異常」と判断するのではなく、同年代の標準値と比べてどうか、TMT-Aはどうだったか、途中でルールを間違えたか、自己修正できたか、実生活でも切り替えや二重課題で困っているか、まで確認します。

TMTの遅延・エラーパターン別チェック表

あくまで「可能性を考えるためのパターン」であり、TMTだけで障害機序を断定することはできません。遅延・エラーのしかたと考えられる認知機能の対応を、まずは図で確認してみましょう。

TMTのエラーパターンと関連する認知機能
TMTエラーパターン×認知機能

上の図のパターンを、要因ごとに一覧表として整理すると以下のようになります。

パターン考えられる要因
Aは正常・Bは遅延注意転換、認知的柔軟性、遂行機能
A・Bともに遅延処理速度、視覚探索、全般的注意機能など
Aが特に遅い視覚探索、運動速度、視空間機能なども確認
Bでエラーが多いセットシフティング、ルール保持、遂行機能
探索で頻繁に停止する視覚探索、注意、処理速度
誤りに気づかないセルフモニタリング、遂行機能
左右どちらかを探索しにくい半側空間無視(USN)・視野障害などを確認

TMTとADL・IADLの関連

セラピストにとって重要なのは、TMTの結果を生活場面に落とし込むことです。TMT-A・TMT-Bの低下とADL・IADLの関連を図でイメージしてみましょう。

TMTとADL・IADLの関連
TMTの結果とADL・IADLの関連

上の図のように、TMT-AとTMT-Bのどちらで低下がみられるかを手がかりに、関連する認知機能を踏まえて、実生活でどのような困りごとが生じているかを確認していきます。

TMT-Aの低下と関連しやすい生活場面
スーパーで商品を探すのに時間がかかる/必要な物を棚から見つけにくい/書類から必要な情報を探すのが遅い/多くの情報から目的物を見つけにくい
TMT-Bの低下と関連しやすい生活場面
料理をしながら別の作業をすると混乱する/電話対応後に元の仕事へ戻れない/複数の家事を並行すると抜けが出る/買い物中に予定変更が入ると混乱する/会話しながら作業するとミスが増える

特にIADLや復職場面では、「一つのことはできるが、複数の情報を扱うとミスが増える」という問題が表面化することがあります。

TMTが遅い=注意障害とは限らない

TMTを解釈するときに非常に重要なポイントです。TMTは注意機能だけを純粋に測定している検査ではありません。

結果に影響しうる要因 上肢麻痺、巧緻運動障害、失調、視力、視野障害、半側空間無視、数字・文字の理解、教育歴、加齢、疲労、意欲、全般的な情報処理速度など

例えば右上肢麻痺のある右利き患者が非利き手でTMTを実施すれば、認知機能とは別に運動速度の影響で完遂時間が延長する可能性があります。したがって「TMTが遅い→注意障害」ではなく「なぜTMTが遅くなったのか」を考えることが評価になります。

他の検査と組み合わせて評価する

TMTだけで注意機能・遂行機能のすべてを評価することはできません。目的に応じて、CAT(標準注意検査法)、SDMT(符号数字モダリティ検査)、Stroop Test(ストループテスト)、FAB(前頭葉機能検査)、BADS(遂行機能障害症候群の行動評価)、MMSE、HDS-R、ROCFT(レイの複雑図形検査)などを組み合わせます。

組み合わせの考え方 「TMT-B低下+FAB低下」であれば遂行機能の問題をさらに検討する、「TMT-A低下+視覚探索課題低下」であれば視覚探索や注意機能の影響を詳しく評価する、というように複数の評価結果を統合することが重要です。

振り返りポイント/まとめ

TMT振り返りチェック
  • AとBのどちらが遅いか
  • どこで止まったか(探索かルール保持か)
  • どんな間違いをしたか
  • 運動・視覚機能の影響はないか
  • ADL・IADLで同じ問題が起きていないか

TMTは、注意機能や遂行機能を簡便に評価できる代表的な神経心理学的検査です。特に重要なのは、TMT-Aでは視覚探索や処理速度などが大きく関与し、TMT-Bではそれらに加えて、注意転換や認知的柔軟性、遂行機能などへの認知的負荷がより大きくなる、という違いを理解することです。そして完遂時間だけでなく、「どこで止まったか」「どんな間違いをしたか」「AとBで何が変わったか」「生活のどこに同じ問題が現れているか」まで見ることで、TMTは単なる「○秒だった」という検査から、リハビリにつながる評価になります。

TMTの結果だけで「注意障害」「遂行機能障害」と決めつけるのではなく、運動機能や視覚機能、他の神経心理学的検査、実際のADL・IADLを組み合わせて解釈しましょう。年齢のせいと決めつけず、気になる結果が見られた場合は専門職への相談を検討してください。

参考文献 一般社団法人日本高次脳機能障害学会 Brain Function Test委員会(編・著)『Trail Making Test 日本版(TMT-J)』新興医学出版社,2019年.

Suzuki H, Sakuma N, Kobayashi M, et al. Normative Data of the Trail Making Test Among Urban Community-Dwelling Older Adults in Japan. Front Aging Neurosci. 2022;14:832158. doi:10.3389/fnagi.2022.832158.

Tamaru Y, Sumino H, Matsugi A. Usefulness of the Cognitive Composition Test as an Early Discriminator of Mild Cognitive Impairment. J Clin Med. 2023;12(3):1203. doi:10.3390/jcm12031203.

本記事は上記資料・文献などを参考にした一般的な解説です。TMTの結果は、年齢、教育歴、運動・視覚機能、実施条件などの影響を受けるため、単一の数値のみで正常・異常を判断することはできません。実際の評価では、使用する検査のマニュアルや標準値を確認し、他の検査所見や臨床情報と合わせて総合的に解釈してください。

よくある質問(FAQ)

TMTは何分くらいかかりますか?
TMT-A・Bそれぞれ数十秒〜数分程度で終わることが多く、両方合わせても短時間で実施できる検査です。ただし対象者の状態によって所要時間には個人差があります。
TMT-AとTMT-Bはどちらを先に実施しますか?
一般的にはTMT-Aを先に実施し、その後TMT-Bを行う順番で用いられることが多いです。
TMTで文字が読めない場合はどうすればいいですか?
失語や失読の影響が疑われる場合は、TMT-Bの結果を認知的柔軟性の指標としてそのまま解釈せず、言語機能の評価と合わせて検討することが望ましいとされています。
TMTの結果だけで認知症と診断できますか?
TMTは注意機能・遂行機能を評価するスクリーニング的な検査の一つであり、TMTの結果のみで認知症などの診断を行うものではありません。診断は医師が他の検査や臨床情報と合わせて総合的に行います。
TMTの点数(時間)はどのくらいで「異常」と判断されますか?
単一のカットオフ値で一律に判断するのではなく、使用しているTMTの年齢別標準値と比較したうえで、エラーの内容や行動特徴も合わせて解釈することが一般的です。
高齢者はTMTの結果をどう解釈すればいいですか?
高齢者では若年者よりも完遂時間が長くなる傾向があるため、年齢別の標準値と比較すること、また教育歴なども関連しうることを踏まえて解釈することが重要です。
TMT-Bで制限時間内に終わらない場合はどう記録しますか?
制限時間内に完遂できなかったこと自体も重要な情報になります。どこまで進んだか、どのような誤りが見られたかを合わせて記録しておくと、その後の解釈に役立ちます。
TMTとMMSEはどう違いますか?
MMSEは見当識や記憶、計算など全般的な認知機能をスクリーニングする検査であるのに対し、TMTは注意機能や遂行機能に焦点を当てた検査という違いがあります。両者を組み合わせて評価されることもあります。
麻痺がある場合、TMTの結果は参考になりますか?
上肢麻痺や巧緻運動障害があると、認知機能とは別に運動速度の影響で完遂時間が延長する可能性があります。結果を解釈する際は運動機能の影響も考慮する必要があります。
TMTの結果は自然に改善しますか?
原因や時期によって経過は異なります。急性期からの回復過程で改善が見られる場合もあれば、背景にある要因によって長期的な支援が必要な場合もあるため、経過については専門職に確認することをおすすめします。
TMT-Jとオリジナル版TMTの違いは何ですか?
TMT-Jは日本高次脳機能障害学会によって日本人を対象に標準化された版であり、年齢別の標準値が示されている点が特徴です。海外版のTMTとは標準化対象集団や基準値が異なります。
在宅でのリハビリにTMTの結果をどう活かせますか?
TMT-Bが低下している場合は、料理をしながらの電話対応など複数のことを同時に行う場面で混乱が生じやすい可能性があるため、実際の生活場面での二重課題の様子を確認しながら介入内容を検討する材料になります。
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